1 半炭化木質燃料(トレファイドまたはブラックペレット)の特性

2 バイオコークス(炭化度FC65%〜80%

バイオコークスとは製鉄や鋳造など高温の熱エネルギーを必要とする鉄鋼業では、「石炭コークス」が燃料として使われています。「コークス」とは石炭を蒸し焼きにして抽出した炭素の塊(多孔質=小さな穴がたくさん空いた状態の固体)です。石炭よりも固く、高温でも溶けたり崩れたりしにくいため鉄鋼業や鋳物業などで大量に使われています。現在は、石炭コークスの大部分を輸入に頼っています。その代替として期待されているのが、「バイオコークス」です。
私たちは、この「バイオコークス」を当該半炭化プラントを使い、従来の高い温度(約680~1000℃)まで加熱した過熱蒸気を発生させて各キルン方式で供給することから、400℃程度の温度で過熱蒸気プラントを使い高炭化物(FC85%)を生成することを可能としました。
(2024.9.5 特許登録完了)

炭化度(Fixed Carbon content)石炭から水分と灰分を除き,残りの成分中で炭素の占める割合を重量百分率で表したもの。石炭の天然における炭化の程度を示す。炭化度70%以下のものを亜炭,70%以上のものを石炭という。

3 半炭化ブラックペレット分析結果

4 炭化(トレファクション・バイオコークス)実績

種子 / 木質その他
BenkowangCoconutアカシア椰子葉茎
ColophyllumカシューナッツスギEFBファイバー
(Empty Fruits Bunch)
カカオヒノキ
PKS
(Palm Kernel Shell)
OPT
(Oil Palm Trunk)

EFBペレット

◎アカシア

◎PKS(パーム椰子殻)